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日本遺産「西国三十三所」とスペイン「サンティアゴ巡礼路」が友好提携

国内最古の巡礼路とされる「西国三十三所」が、スペインの世界遺産であるキリスト教徒の「サンティアゴ巡礼路」と友好提携を結んだ。

提携は、西国三十三所の札所と自治体らで構成する同協議会と、サンティアゴ巡礼路の最終地点であるスペイン・ガリシア州で結ばれた。歴史ある2つの巡礼路が宗教の垣根を超えて提携することで、国際的な知名度向上や地域の歴史や文化の理解促進、地域の活性化を図る。

1300年の歴史を持つ西国三十三所の総距離は約1000キロ。和歌山、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、岐阜と2府5県にまたがり、京都に3分の1となる札所寺院が集中していることから、古くから憧れの巡礼路とされてきた。2019年には日本遺産に認定されている。

一方、スペインのサンティアゴ巡礼路は、キリスト教3大巡礼地の一つ。1993年に世界遺産に登録され、コロナ前の2019年には世界から年間34万7000万人の巡礼者がおとずれていた。巡礼者事務所のデータによると、聖年であった2022年度は43万8000人となり、急回復を見せている

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